「YS-11」という飛行機に乗るため、西武線の航空公園駅へ行ってきました。
航空公園駅は埼玉県所沢市にあるんですけど、
この所沢という場所は、日本の航空発祥の地なんですよね。
東京から距離も近く、高圧線もないなど、飛行に適した場所として選ばれ、
日本初の飛行場として「所沢飛行場」ができたのだそうです。
明治44年に、フランスの複葉機アンリ・ファルマン機がここで飛行に成功。
その関係で航空公園駅そのものも、飛行機を意識した作りになっています。
駅の時計がプロペラを模したものだったり、
「アンリ・ファルマン」というパン屋さんやお土産屋さんがあったり。
空港とは別の意味で、飛行機ムードがあふれてるんですよね。
「所沢航空発祥記念館」という施設もあります。
これがまた面白かったりするんですよ~。
でも何よりすごいのは、駅を出てすぐのところにある、退役したYS-11機の存在。
年に何度か公開日があって、スタッフの方たちの案内で機内に入れるのです。
機内に入ったら基本的に自由なので、
写真を撮りまくったり、シートでくつろいだりできちゃいます(笑)
ずいぶん前からこの公開日に行ってみたいと思っていたのですが、
いつも日程が合わなかったり、お天気が悪かったりで(雨天中止なのです)
まだ行けたことがなかったんですよね。
今日はやっと公開日と仕事の休みが一致したので、初のYS-11搭乗を体験してきました。
(外から見たり写真を撮ったりするだけなら、いつ行っても自由です)
YS-11は、奇しくもちょうど昨日で引退したんですよ。
この階段をのぼって機内に入ります。
機体後方から乗り込む形になるんですよ。
入り口がホントに狭くて、かなり頭を下げないとぶつかります(笑)
機内はとっても綺麗に保たれていたので、ちょっと驚いてしまいました。
もっとくたびれた状態になってしまっているのを想像していたので。
後ろに映っているのは、機体入り口で客の誘導をしているスタッフの方。
シートベルトが、きちんと「ハ」の字に整えてありました。
YS-11はプロペラの振動が思いっきり乗客に伝わってきて、
サービスされる飲み物の紙カップは、単にテーブルに載せるだけだと
振動のせいでちょっとずつ移動してしまう、という話があります(笑)
確実にカップホルダーに入れる必要があったみたいです。
最前列シート。
機内誌などを入れるポケットが、ここだけビニール製なんですよ。
ジャンボ機なんかは、最前列のポケットってどうなってましたっけ?
冷房、”スチュワデス”呼び出しボタン、読書灯などのスイッチ。
これもなんだか、時代を感じさせる作りです。
非常脱出口は、フルオープン状態!
シートに座り、外からの風を浴びながら
非常脱出口から顔を出して撮影したプロペラ。
こんな場所から写真を撮るだなんてこと、ここでしかできないかも。
「エンヂンカバー」の記述に惚れました(笑)
コックピットも見学できます。
残念ながら、操縦席に座ることはできないんですけど
これだけ至近距離から見られる機会は、なかなかないですよね。
見える景色が所沢の市街地だというのが、なんともシュールです(笑)
クルー向けの注意事項いろいろ。
といったところで、機体の前方から外へ出ます。
出たら今度は、機体のすぐ前や横で撮影できてしまいます。
YS-11の魅力は、このプロペラだと思うんですよ。
いろんな角度から撮ることができて、これは楽しい~!
タイヤなんかも、こんな至近距離から撮れちゃいます。
これは貨物室の扉かな?
といったところで、YS-11搭乗はおしまい。
本当は実際に飛んでみたかったんですけどね。
羽田-大阪とかをこれで飛べるのなら、絶対に乗っていたのですが
そもそもYS-11が飛んでいる空港が、東京から遥か遠くにありましたからねえ。
でも、こういう形でYS-11と親しめる環境が身近にあって、嬉しく思います。